6月2日の東洋はり医学会本部例会では自主研究班のプレゼンテーションがありました。
今回は班員の佐藤先生が病症班の発表をいたしました。
——-報告——-
病症班 現在の研究状況 「最小の刺激数で最大の効果を目指す」ことを目標に研究を行っています。 柳下先生の意見 「脈を完璧に整えるのではなく、ある程度整えたところで治療を終了する方が最善」 これを重要な柱として考え、素因脉、固有脉に近づけていき判断 ○2段階で証を決める 1、経絡的弁別をし証を決める 2、最終的な証を決める ○脉状診を強化 井上雅文先生「脉状診の研究」より ・脉のかたちのグラフ化 ・左右の違いを把握 ・素因脉・固有脉と比較 ・関前一分の判断 ・二十四脉 これらを取り入れることで 脉状のイメージを共有し、方向性を近づける 模擬臨床を行い、メーリングリストで報告し週に一回ほど自己治療し、見直し、追加、ディスカッションで治療を進める 情報が多くあがり欠席者もイメージしやすい 研究のメリット 治療の比較、見直しが出来る 引き出しを増やす 無駄な鍼を減らす 一鍼ごとに考える力がつく 実際の臨床にいかされるトレーニング
この病症データベースのサイト公開のご報告をしたことで、早くもお申し込みをいただくことが出来ました。
ありがとうございます。
より良い、より使いやすいサイトを目指して本年度も頑張ります。