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感情と五行(1):肝と怒 怒りの感情が作り出すもの

感情つまり精神的ストレスが病気の原因に大きく関わっているということは西洋医学、東洋医学共に認めています。しかし、西洋医学の世界ではストレスという大きなくくりで、その種類による影響にまではあまり言及していません。

一方東洋医学では、ストレスを内因あるいは七情の乱れとして分類し、それらの感情が身体のどの部位にどう作用するかを定義しています。

まず、感情を怒・喜・思・悲(憂)・恐(驚)という七情に分類します。それらを身体の五臓と関連付け、配当しています。結構おもしろい分野なので、気が向いた時に、感情と五臓についての関係を東洋医学的な記述を紹介したいと思います。

今回は

肝と怒の関係

怒/肝

怒はいかりの感情。

怒り過ぎたり怒りを無理に我慢し過ぎると肝に関係する身体の機能、器質に異常をきたします。また、鶏のように短気になりせっかちな行動が多くなります。

ただし、適度の怒りがないとたくましく生きていけません。例えば、動物がやっとの思いでえさにありつけたのに、他の動物に横取りされようとしたら敵を追い払って確保しなければなりません。これはごく単純な例ですが、正当な怒りは生きるために必要であり、たくましい行動力と決断力をもたらします。
ただし、休む暇なく常にこのような緊迫した状況に置かれているとしたら病気につながりかねません。
そう、現代社会では結構ありがちな状況なのです。

肝の働き

人の身体の中で肝に属する部位や働きは、

=目が赤くなる、疲れる、痛む、ドライアイ、緑内障、その他眼疾患
=頭痛、めまい、耳鳴など
=スジの病。五十肩や膝関節痛、腰痛など
=巻き爪、肥厚、スプーン爪など
肋骨や脇腹=全身的な緊張、硬さ、肋間神経痛、帯状疱疹など
睡眠=中間覚醒、入眠困難、嗜眠、起床障害
月経などのホルモン系=不妊、月経困難症、各種アレルギーなど

肝の経絡を治療すると、これらに生じた病気を治するとともに、いらいらしたりバタバタして怒りっぽい人、くよくよして自信のない人も精神的な穏やかさを取り戻します。

この経絡が安定している人は、有言実行タイプでリーダーシップを発揮すると言われています。反対に強くなりすぎる人は怒りっぽく、短気、弱くなりやすい人はくよくよして優柔不断という事になりがちです。(國定)

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